借りたお金を借りたお金で返すようなことになる前に、弁護士や信用できる消費生活センターなどの窓口で相談しましょう。

多重債務になる訳

多重債務とは

自分の返済可能な金額以上のお金を多数の金融機関から借りている状況のことです。

 

実は、多重債務になる要因は普段の何気ない生活に潜んでいます。

 

買い物とパチンコ

多重債務になるイメージは

  • 過度な買い物
  • 賭け事
  • 飲酒・遊びなどから出費がかさみお金を借りて遊ぶ
  • 遊びたいからまた借りる

のように稼ぎに見合わない好き勝手な行動が生む借金であるため、体裁が悪く、恥ずかしいことだと思われがちです。

 

確かにこのような方もいますが、実は、このようなことに限らず、ごく平凡な生活をしている人が多重債務になってしまう状況が多くあります。

 

例えば、急な物入りが続き、家庭を切り盛りする中で「今月、手元にあと1~2万円ぐらいあれば、なんとか乗り切れるのに」と思ったとき、また、「給料にあと5万円プラスできたら、生活が安定するのに」と思ったとき、店先や街で見かける現金自動預払機で、自分のお金を引き出す感覚で、簡単にお金を借りることができます。
カードを使って現金自動預払機でお金を借りるには上限があります(クレジットカードを作る際に決めています)。
しかし、その上限は自分の預貯金の有余ではありません。
引き出した時点で借金です。上限が決まっていることから借りすぎることはないだろうという安易な気持ちから、気が付くと借りた金額が膨らんでいることがあります。

 

また、小額のうちに利子だけでも返しておこうと思い、別の金融機関やクレジットカードでお金を借りて返済にあてると、そこで多重債務が生まれます。

 

自分のお金を引き出す感覚で、あまりにも簡単にお金を借りることができるため、もはやお金を借りているという感覚が薄れてしまい、自分が持っているすべてのクレジットカードでお金を借りてしまうと、気が付かないうちに多重債務者になってしまいます。

 

 

また、予期せぬできごとがあった場合、お金を借りる状況になるかもしれません。

例えば、「突然、仕事を辞めなければならなくなった」、「自分や身内が長く医者にかかることになった」、「介護が必要になった」など、突然収入がストップする場合や支出は増えるが働くことができなくなった場合です。

 

お金の都合がつかず、どこにも頼ることができなければ、お金を用立ててくれる金融機関に行ってしまうことになります。

 

手元にお金が無いから借りるので、その借りたお金を返すためには、また別の金融機関から借りることになります。また返すためには別の所から借りることになります。
この時点で多重債務者です。

 

頭を抱える男性

繰り返しているうちに名が知られた金融機関から貸してもらえなくなり、ついには、真っ当な機関かどうか分からないところからしか借りることができなくなります。

 

初めて利用する金融機関によっては、生活の軌道を修正するために一般の銀行などから融資してもらおうと思ったときには、すでにできなくなっていることがあります。

 

 

こういったことも多数の金融機関からお金を借りることになる要因の1つだと考えられます。

 

その他、
「保証人になっている」
「支払いはクレジットカードを使用し、詳細を管理していない」
など、多くの金融機関からお金を借りる状況になる原因はいくらでもあります。

 

多重債務になることは体裁が悪く、恥ずかしいことばかりではありません。
借りたお金を借りたお金で返すようなことになる前に、弁護士や信用できる消費生活センターなどの窓口で相談してください。